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これから始める!kintoneのプロセス管理で業務の見える化と効率化を実現

ノーコードツールkintone

はじめに

「承認処理が紙ベースで滞ってしまう」「今どの申請が誰の手元にあるのか分からない」

そんな悩みを抱える企業担当者の方におすすめしたいのが、kintoneの『プロセス管理』機能です。

本記事では、ITに詳しくない方でも理解できるように、プロセス管理の基本から活用方法までをシンプルに解説します。

プロセス管理とは?

プロセス管理とは、業務の流れ(例:申請→承認→完了)をアプリ内で可視化し、レコードの処理状況を管理する機能です。これにより、「誰が、何を、どのステップで処理中か」がひと目で分かるようになります。

3つの基本要素

  1. ステータス:レコードの現在の状態(例:申請中、承認済など)

  2. 作業者:そのステータスで対応する担当者

  3. アクション:次のステータスに進めるためのボタン

これらを設定することで、業務フローをkintone上で自動化できます。

kintoneのプロセス管理でワークフローを電子化

実際の設定ステップ

  1. 業務フローを設計

    • 例:「申請」→「承認」→「完了」

    • 差し戻しや却下などのステップも追加可能

  2. プロセス管理を有効化

    • アプリの設定画面から「プロセス管理」をオンにします

  3. ステータスと作業者を設定

    • 各ステップごとに誰が処理を行うかを指定します

    • 「作成者」や「指定ユーザー」、「報告先マネージャ」など柔軟な設定が可能です

  4. アクションを作成

    • 「承認する」「差し戻す」など、ステータスを遷移させる操作ボタンを作成

    • 条件付きでボタン表示を制御することも可能です

便利な活用ポイント

  • 差し戻しや却下も可能:間違った申請は再提出させることができます

  • 複数承認者にも対応:「うち1人が承認すればOK」「全員の承認が必要」など細かく設定可能

  • 条件分岐も設定可:金額によって承認ルートを変えることもできます

  • 作業者の自動設定:ユーザー情報から上司を自動で割り当てるなどの仕組みも作れます

kintone実際のプロセスのフロー図画面

操作画面もシンプルで分かりやすい

  • レコード詳細画面にアクションボタンが表示され、ボタンを押すだけでステータスを更新できます

  • ステータス履歴を確認でき、誰がいつどのアクションを行ったかが分かります

  • ポータル画面の「自分のタスク」から未処理の申請をすぐ確認できます

レコード画面にアクションボタンが表示されます

未処理は表示されます

失敗しないためのポイント

  • 事前に業務フローを紙などで整理しておく

  • ステータスやアクションの削除には注意(すでにレコードに使われていると削除できません)

  • 作業者やステータスの設定変更時には既存レコードへの影響に注意

よくある質問(FAQ)

Q. 承認者が不在の場合、承認はどうなりますか?
A. プロセス管理で複数の承認者を設定することができるため、代理承認や「うち1人が承認すればOK」といった柔軟な運用が可能です。

Q. スマートフォンやタブレットでも操作できますか?
A. はい、kintoneはモバイル対応しており、外出先からでも申請・承認・確認が可能です。アクションボタンもスマートフォンの画面に最適化されて表示されます。

Q. 導入前に準備しておくことはありますか?
A. 実際の業務フロー(誰が、どの順で、どのように処理するか)を紙や図で整理しておくと、スムーズに設定できます。

Q. ステータスを後から変更できますか?
A. ステータスやアクションは後から編集可能ですが、既存のレコードに影響が出ることがあるため注意が必要です。

まとめ

kintoneのプロセス管理機能を使えば、紙や口頭で行っていた業務が「誰が」「いつ」「何をしたのか」を明確にでき、業務の効率化とミス防止が実現できます。

まずは簡単な承認フローから始めて、徐々に複雑な業務にも展開していきましょう!

kintoneの詳細については公式サイトhttps://kintone.cybozu.co.jp/)もあわせてご覧ください。

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