「2026年1月より、Gmailで「他のアカウントのメールを確認（POP受信）」機能のサポートを終了します。」

上記は、2025年9月にGoogleから発表されたものになります。

2026年1月から、Gmailで「他のメールアドレスのメールを自動で取り込む機能」が使えなくなってしまいます。
この機能を使用している場合、対策を行わないとメールが届かなくなる可能性があります。

設定変更などは不要な場合もありますが、今一度設定を見直す必要があります。

従来のGmail

これまでGmailには「ほかのメールアドレスに届いたメール」を「Gmailにまとめて表示する機能」が存在しました。
例えば、

• 会社で使用していたメール
• 昔使っていたメール
• 独自ドメインのメール

上記メールをGmailを開けばすべて閲覧できるという使用方法です。

しかしこの仕組みは、安全性が今の基準に合わなくなってきたためGoogleが利用終了を決めました。

Gmailは今後どうなる？

2026年1月以降、次のような状態になる可能性があります。

• Gmailに外部のメールが表示されなくなる。
• これまで届いていたはずのメールが届かなくなる。
• 気付かないまま重要な連絡を見逃してしまう可能性がある。

特に注意が必要なのは、

• Gmailで全部のメールをまとめてみている人
• 普段、送信元のメールアドレスを意識していない人

です。最近メールが来ない、と気が付いた時には、既に止まってしまっている可能性もあります。

自分が対象であるかどうかの確認方法

今回のPOP受信機能の終了により、影響を受けるかどうかの確認は、以下の方法で1~2分程度で確認できます。

まず、PCブラウザでGmailを起動し、右上の歯車マークから「全ての設定の表示」をクリックします。

その後、「アカウントとインポート」をクリックし、その中にある項目の「他のアカウントのメールを確認」の場所を確認してください。

確認してもらった項目に、メールアドレスが記載されている場合は対象となり、対応が必要となります。
この欄が空欄または項目自体がない場合は対象外で対応不要となります。
また、スマホ・タブレットのGmailアプリで、外部メールの追加を行っている場合は対象外となります。

対象だった場合の対策方法

1.メール転送に切り替える

外部のメールアドレス側で、受信したメールアドレスを自動的にGmailへ送る設定に変更する方法です。
見た目の使い勝手はほとんど変わらず、今まで通りGmailで確認できます。

2.それぞれのメールを直接確認する

個人的なメールをすべてGmailに集めるのではなく、それぞれの用途に合わせて分けて使用する方法です。
会社のメールは、会社のメールとして（別のメールツールで）、個人メールはすべてGmailとするなど、分けて使用することで解決できます。

まとめ

2026年1月から、Gmailでの「外部メール取り込み機能」は使用できなくなります。
対象となっている場合、対策を行わないとメールが届かなくなる可能性があります。期間的にはまだ余裕がありますが、確認・対策は簡単な方法で実施できるかと思いますので、少し不安になった方がいらっしゃいましたら、確認をすることをオススメします。